香取慎吾の笑顔を封印した芝居になぜ惹かれるのか 『日本一の最低男』で再び強烈キャラに
香取慎吾、『日本一の最低男』で心に爪痕を残すキャラに?
1月期ドラマで香取が演じるのは主人公の大森一平。香取がハッシュタグで「#日本一の最低男」とつけていたように、かなり風変りな役柄のようだ。テレビ局の報道マンだった一平だが、不祥事を起こして退社。父親が残した実家へ戻り、無職同様の生活を送っている。亡き妹の夫で、残された2人の子どもを育てるシングルファーザー・小原正助と一緒に暮らし始めるのだが、それには一平の思惑があった。世間を見返してやろうと、政治家になることを決意し、選挙でアピールするための共同生活だったのだーーそんなあらすじに触れただけでもワクワクさせられる。 香取が演じる“最低男”、一平を通してさまざまな社会問題を描いていく“選挙&ニセモノ家族ドラマ”。日本一の最低男がどんな奮闘を見せるのか。きっと視聴者の心にいつまでも“濃い”爪痕を残すキャラクターの誕生となりそうな予感がする。 余談だが、『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』の番宣では、『おはスタ』(テレビ東京)に慎吾ママとして出演したことでも大きく話題を集めた。11年ぶりのフジテレビドラマへの出演とあり、ドラマはもちろんのこと番宣にも注目したい。
柚月裕実