書く瞑想〈ジャーナリング〉は睡眠に良い?やってはいけないことは?睡眠コーチ・角谷リョウさんが解説
自分の思考や感情をありのままに書く瞑想「ジャーナリング」。実はこれ、睡眠にも良い影響があるそう。どんな方法で、どんなふうに行えばいいのか、睡眠コーチ・角谷リョウさんが回答! 〈写真〉スッと眠れるようになる?睡眠コーチ・角谷リョウさんが勧めたい、寝る前に摂ってもいい飲食物3選 ■ジャーナリングで頭のゴミを書き出そう 「ジャーナリング」は頭に浮かんできた考えや感情を言語化して、紙に書き出すことで心を整理する瞑想のひとつつ。これ、実は睡眠にもものすごく良いんです。寝る前に、頭の中のゴミ(ジャンル関係なく、気になっていること)を掃き出すイメージで、浮かんできた事柄をどんどん書き出します。こうすることで脳の負担を減らし、すっきり入眠できる手法です。 ただ、書き出す方法や時間、気をつけたいポイントがあります。 ■深刻な書き出しはしないこと 深刻な書き出しをしてしまうと、答えを探すために思考がループしてかえって寝られなくなるので、注意が必要です。難しい問題は、夕方に考えておきましょう。就寝前に書き出すのは、頭に浮かんだもの。思考でも、気になることでも、買い物のリストでもなんでも構いません。パッと浮かんできたものを、サラサラと書き出しましょう。 書き出すことで「今は考えなくてもいい」状態となり、リラックスして入眠することができます。しなければならないことは、朝、自分が書いたメモを見れば行動できるのですから! ■紙とスマホ、どっちがいい? ジャーナリングにおすすめなのは、紙とペンです。書くと言う行動は、頭からゴミ出しをする行為に結びつくので、睡眠改善にはベスト。実際、私も、A4の紙1枚にフリーハンドでバーっと書き出しています。 ただ、アプリの方がいいという方も。こちらでも問題ありませんが、ブルーライトは睡眠障害につながるため、長時間の使用は注意してください。 ■教えてくれたのは…角谷リョウさん 1970年、名古屋生まれ。上級睡眠健康指導士。 NTTドコモ、サイバーエージェント、損保ジャパンなど160社以上、15万人以上のビジネスパーソンの睡眠改善をサポートしてきた実績あり。 認知行動療法や心理学をベースにした独自の睡眠改善メソッドによるサポートは評価が高く、講義・サポート依頼が殺到。 また、経営者1,000人以上の睡眠改善を通じて得た経験を活かし、現在は経営者特化型のサポートも実施中。 著書『働くあなたの睡眠術』は台湾・中国・韓国で翻訳出版されるなど、ベストセラーとなっている。 「人は、強制されても生活や行動は変わらない」をモットーに、楽しくみずから自分を変えたくなるようなサポートを追求している。LIFREE 株式会社共同創業者。著書に『働くあなたの快眠地図』(フォレスト出版)、『働く50代の快眠法則』(フォレスト出版)がある。2024年9月にYouTubeチャンネル「睡眠先生リョウ【仕事に超役立つ睡眠術】」を開設。最新著書『超熟睡トレーニング』(Gakken)が発売中。 構成・文/池田ゆき
ヨガジャーナルオンライン編集部