ロマンス詐欺被害、前年より40億円増 被害の把握は「氷山の一角」
警察庁によると、今年に入って警察が認知したロマンス詐欺の被害は、4月までで計832件。前年同期比で448件増で、昨年1年間(1575件)の認知件数の半数をすでに超えた。被害額も約84億円で前年同期比で40億円以上増えた。 捜査関係者によると、今回被害に遭った男性はフェイスブックを通じて知り合い、メッセージアプリを通じてやり取りしていた。 ■「被害にあったことに気づかない人も」 警察庁が今年の被害832件を分析したところ、最初の接触に使われたのはフェイスブックやインスタグラムなどのダイレクトメッセージ機能が多かった。接触した後、連絡の手段はメッセージアプリに切り替わっていた。約92%がLINEだった。 ■被害者、男女別では 捜査関係者「氷山の一角」
朝日新聞社