社会的養護をアピール 東京タワーでイベント(チャイボラ)
児童虐待防止推進月間に合わせてNPO法人チャイボラ(大山遥代表理事)は11月23日、東京都港区の東京タワーで、社会的養護の役割を訴えるイベントを開いた。 トークセッションには児童養護施設「星美ホーム」の立入聡副施設長が登壇し、支援が必要なこどもたちは年齢や課題などに応じて小規模の施設で暮らしている現状を説明。近年は育児疲れなどの理由で一時的に受け入れるショートステイにも力を入れているという。 立入副施設長は「こどもを預かってほしいというニーズは多い。こどもを安心して預けられる信頼のある場所になれば」と語った。 自身も施設職員の経験がある大山代表理事は「実は誰でも施設を使えるのに、認知が低いのが課題。措置費という公金で運営されているサービスをもっと広く還元できれば」と話した。