元祖・神スタイルのグラビアアイドル・菜乃花が語る初グラビアの記憶「『よし、少年たちの夢になろう!』とグラビアアイドルになることを決めました」
ーーそんな菜乃花さんが芸能界に入るきっかけは? 菜乃花 高校を卒業して、すぐ就職するのはイヤだったので、周りが大学や短大に通ってる間だけでもって、お金を貯めて上京したんです。当初はカフェで働いていたんですけど、先に上京したクラスメイトなど、一緒に遊ぶ仲間たちの中にモデル事務所でマネージャーをやっている女性がいて。その方がグラビア系の事務所を紹介してくれました。「スタイルがいいからグラビアをやってみたら?」って。考えてみれば、自分ほどスタイルのいいコは今まで見たことがなかったので、自分がグラビア向きの気がして。私の中でグラビアといえば少年たちが読むイメージ。「よし、少年たちの夢になろう!」と決めました(笑)。事務所に行って話をしたら、とんとん拍子で入所が決まりました。 ーー当たり前だけど、グラビア=水着でしょ。水着になることに抵抗はなかったんですか? 菜乃花 それはまったくなかったです。地元の友達と普通に海とか行ってたし、海でみんな水着見てるじゃんって。よく二度見されたりしてましたけどね(笑)。 ーーこの連載やってて、胸が大きいことがコンプレックスで、水着を着たことがなかったとか、海やプールに行ったことがなかったって方は多いけど、そんな風に堂々としてる人は珍しいです。菜乃花さんの最初の仕事は『週刊プレイボーイ』と『週刊ヤングジャンプ』合同によるグラビアアイドル発掘オーディション「グラビアJAPAN2011」(2011年)だったとか。 菜乃花 そうです。「オーディションがあるから」って聞いてて、集英社スタジオで行われている現場に言われるがままに行きました。 ーー菜乃花さんが出かけたのは2次の水着審査です。スタジオには1次の書類審査に通った確か30名前後の女性たちがいて、入れ替わりで水着姿を撮影されてたと思います。何か印象に残っていることはあります? 菜乃花 いやもう、何が何だかさっぱりわからず行って、メイクしてもらって水着になって......って感じで。でもそこにいた女のコみんな可愛いなーって思ってましたね。 ーーこれが「初水着」仕事ですよね。撮影は緊張しました? 菜乃花 う~ん、そんなには......。いっぱいいっぱいであんまり記憶がなくて。もちろん最初はちょっと戸惑いがあったけど、「オーディションってこういうものなんだな」って状況を把握できたので。ただ撮影自体は恥ずかしかったです。初めてだったし、いきなりカメラを向けられてポージングの指示をされても「え? え? こんな感じですか?」みたいな(笑)。恥ずかしいというより、すごく照れくさかったです。 ーーこの時、菜乃花さんはショートヘアでした。全体で見てもショートの女のコは少なくて、目立ったのでは? 菜乃花 確かにそうかも。ただ本当のことを言うと当時の私は金髪ボブで、加藤ミリヤさんみたいだったんです。だけどマネージャーさんに「暗くしてショートのほうがウケがいいよ」って言われて、オーディションの前に色を染めて、切りに行きました。本当はすごくイヤだったんですよね。なんかもさい感じがしちゃって。でも初仕事だし、話を聞いてみようかって。 ーーその結果は、見事、2次審査を通過し、ベスト14に! 『週刊プレイボーイ』2011年39号(9月11日発売)に水着姿が掲載されました。この掲載号ですが、出た時は買いに行きました? 菜乃花 どうだったかな。マネージャーさんにもらった気がします。正直、感動は薄かったかもしれないです。いまだったら、こうしたオーディションって残るだけでも、たいしたことだとわかるけど、当時はただ事務所の枠があって載っただけと思っていたので。