洗濯物は「まとめ洗い」で年間「4500円」の節約に!? でもニオイが原因の「洗い直し」で、節約にならない場合もあるって本当?
生活スタイルや家族の人数によって、洗濯の頻度はさまざまです。衣類、タオル、汚れ物など、分けて洗濯している人も多いことでしょう。頻繁に洗濯することで心配になるのが水道代と電気代ですよね。 本記事では洗濯を「まとめ洗い」することで電気代や水道代がいくら節約できるかを解説します。まとめ洗いのメリットやデメリットも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
「まとめて洗う」で年間約4500円の節約
経済産業省資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」では、家庭でできる節約方法の1つとして「まとめ洗い」を推奨しています。 6kgまで洗える洗濯機で「2日に1回、まとめて洗う(容量8割)」と「毎日、分けて洗う(容量4割)」を比較すると、「まとめて洗う」ほうが節約になります。年間で節約できる金額は、電気代が約180円、水道代が約4360円です。合わせて年間で約4500円節約できることになります。
「まとめて乾燥」で年間約1300円の節約
同サイトでは洗濯とは別で、乾燥もまとめることで節約になるというデータも出ています。5kgまで乾燥できる衣類乾燥機で「まとめて乾燥する(容量8割)」と、「分けて乾燥する(容量4割)」よりも1年間で約1300円節約可能です。 また「自然乾燥」を併用することでさらに節約できます。洗った洗濯物を8時間自然乾燥し、乾かなかったものだけ2日に1度乾燥機を使うと、1年間で約1万2230円の節約になります。
まとめ洗いのメリット・デメリット
洗濯物をまとめて洗ったり乾燥したりすることで、節約できることが分かりました。次にまとめ洗いのメリットやデメリットについて解説します。 ◆まとめ洗いのメリット まとめて洗うことで、洗濯にかかる時間を削減できます。特に乾燥機を使わずに自分で干している人は、時間に大きな余裕ができるでしょう。数日分をまとめて洗うなら「毎日洗濯する」という心理的な負担が減るのもうれしいポイントです。 ◆まとめ洗いのデメリット まとめて洗う場合、洗濯容量が増えてしまいます。たくさんの洗濯物を入れていると、汚れが落ちにくくなってしまう可能性があります。 まとめ洗いのために汚れがついたりぬれていたりする洗濯物をすぐに洗わず放置していると、雑菌が繁殖して不快な臭いの原因にもなります。また室内に干す場合、一度に干す洗濯物の量が増えるので乾きづらくなり、生乾き臭が生じやすくなるため、注意が必要です。