台湾総統、太平洋3カ国歴訪へ 対中国、切り崩し防ぎつなぎ留め
【台北共同】台湾総統府は22日、頼清徳総統が今月30日～12月6日の日程で、台湾と外交関係のある太平洋諸国3カ国を訪問すると発表した。5月の総統就任後初の外遊。頼氏は米ハワイやグアムを経由する可能性が指摘されており、中国外務省報道官は「米国側が立ち寄りを手配することに一貫して断固反対している」とけん制している。 訪問するのはマーシャル諸島、ツバル、パラオの3カ国。中国は近年、台湾と外交関係のある太平洋諸国に断交を迫って切り崩しを進めており、経済協力強化を確認し、つなぎ留めを図る狙い。
