【福島記念】アラタが大外から豪快に追い込み待望の重賞初制覇
11月10日の福島11Rで行われた第60回福島記念(3歳以上オープン、GⅢ、芝2000メートル、ハンデ、16頭立て、1着賞金=4300万円)は、大野拓弥騎手の7番人気アラタ(牡7歳、美浦・和田勇介厩舎)が道中は後方2番手を追走して勝負どころでまくり気味に進出すると、直線で大外から豪快に追い込んで勝利。待望の初重賞制覇を果たした。タイムは2分0秒7(良)。 1馬身差の2着には52キロの軽ハンデを生かして中団からしぶとく追い上げたフェアエールング(6番人気)、さらに1/2馬身差の3着には後方からまくって追い上げたダンディズム(3番人気)が入った。 福島記念を勝ったアラタは、父キングカメハメハ、母サンシャイン、母の父ハーツクライという血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は村田能光氏。通算成績は26戦7勝。重賞初勝利。管理する和田勇介調教師、騎乗した大野拓弥ともに福島記念初制覇となった。 ◆大野拓弥騎手(1着 アラタ)「トップハンデを背負い、外を回る形ながらも強い競馬でした。できればもう少し前につけたかったけど、思っていたよりもペースが速かったのであの位置からに。この馬自身のリズムは良かったし、手応え良く上がっていけました。過去2度使ったときは期待に応えられませんでしたからね。今回で結果を出せて良かったです」