阪神・藤川球児監督、若虎に寄り添って伸ばす 球児流「脱〝ふてほど〟指導」や!
「『何でこんなことをやらなければいけないんだ』と思う基礎練習も出てくると思うけど、組織が変わったり新しくなると、また新しい環境になる。そこはこちらを信じてやってもらいたい」
選手と球団、互いが理解と信頼関係を深めながら歩んでいく。時代に見合った球児流で、期待を寄せる金の卵たちを導いていく。(須藤佳裕)
★自身が「3年連続リタイア1号」となったワケは…
藤川監督は「3年連続でキャンプのリタイア1号をやったことがある」と〝自虐〟エピソードを明かした。ちょっとした体の異変も見逃さずに首脳陣に伝える〝リタイアする勇気〟を大事にしていた。当然、大きく報道されたが「笑いながらホテルで(新聞を)見ていたのを覚えている」と意に介さなかった。「そういう賢い主力の選手がいても面白いなと思う」と期待した。
■「ふてほど」とは
2024年1月期放送のTBS系ドラマ「不適切にもほどがある!」の略称。同年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞に選ばれた。同ドラマは宮藤官九郎が脚本を手掛けたオリジナルコメディー。超スパルタでケツバットも辞さず「地獄のオガワ」と恐れられる中学校の体育教師で野球部顧問の〝昭和のおじさん〟小川市郎(阿部サダヲ)が2024年にタイムスリップし、令和の人々に考えるきっかけを与えていく物語。コンプライアンスギリギリの展開や注釈テロップが何度も挿入される斬新さが話題を呼んだ。