2050年の東京を体感できる「SusHi Tech Tokyo 2024」が日本科学未来館でスタート
こども向け体験型イベントが盛りだくさんで入場無料
2024年4月27日、SusHi Tech Tokyo 2024 ショーケースプログラムが日本科学未来館にて開催が開始される。こども向けの体験型展示とワークショップで「未来の当事者意識」を持ってもらうことがコンセプトのエリアとなる。 【写真】こどもと楽しめる体験型イベントを詳しく見る 4月27日(土)に日本科学未来館にて先行スタートし、5月12日(日)からは日本科学未来館前にあるシンボルプロムナード公園と海の森エリア、5月17日(金)からは有明アリーナでも開催される。先行スタートする日本科学未来館では、1階の「みらい発見フロア」での展示と、7階の「みらい創造フロア」でのワークショップの2本立てでプログラムが構成される。 こどもたちに未来・科学・テクノロジー・サステナビリティなどを体験してもらうことで、課題解決について考え、「未来の当事者」になってもらうということをコンセプトに設定されている。ちなみに会場アンバサダーには手塚治虫作品のキャラクターが採用され、鉄腕アトム、ジャングル大帝のレオ、火の鳥の3キャラクターが館内各ゾーンの案内役としてわかりやすく解説してくれるので、家族連れで楽しめる。
体験できる注目のモビリティたち
【空飛ぶタクシーのモックアップ展示】 ジョビー・アビエーションが開発中のeVTOL機「Joby S4」の実物大模型を展示。いわゆる空飛ぶクルマで、エンジンでローターを回転させる従来型のヘリコプターと比べて電動モーターによる駆動となるため、騒音が圧倒的に小さく済み、飛行中にCO2を排出しないというメリットで都市部での運航を実現する今注目を集めているエアモビリティである。最大航続距離は約160km、最高速は約320km/hの5人乗りで、現在ANAホールディングスが空飛ぶタクシーとしてのニーズに応えるべく事業化を検討しているそうだ。 【キッズウォーカー・サイクロプス】 簡単な操作で子供でも操縦できる搭乗型ロボット。両腕を動かしたり、ペダル操作で移動することが可能だ。5月17日(金)~5月19日(日)にかけて、操縦体験会が実施されるそうなので、乗ってみたい人はぜひこの3日間に足を運んでみよう。 【自動車変形ロボット「ファイバリオン」】 アニメに登場してそうな見た目をした前兆2.5mのロボットで、専用のグローブを装着することにより遠隔でロボットの手・腕を動かすことができる。将来的にはロボットから自動車の形に変形できるトランスフォーム機能の追加を目指して開発が進められているそうだ。なお、こちらも操縦体験会が5月4日(土)~5月6日(月・祝)の3日間に開催される。 【空飛ぶクルマシミュレーター】 小型のクルマにローターを取り付けた、本当の意味での“空飛ぶクルマ”の形状をしており、CGで再現された街中を飛行するような体験が可能だ。災害、物流、渋滞問題を解決するかもしれない未来のモビリティの形を思い浮かべるコーナーである。 【ドローンデリバリーの操縦体験】 小型ドローンを実際にリモコンで操縦し、荷物を運ぶゲームを体験することで、実際のドローンがどのように物資の輸送で活用されているかを考えるコーナー。スタート地点から近い場所のカゴは大きく、遠ざかるほど小さくなっているので、トライする際はぜひ遠くの難しいカゴに入れてみよう。ちなみに、ドローンの製作・操縦体験は海の森エリアにて、5月12日(日)・5月18日(土)~5月19日(日)の日程で開催されるので、実際にドローンを作ってみたい人はこちらにも足を運んでみてはいかがだろうか。 【伝統×先進の融合した山車「ツナグルマ」の展示】 宮本卯之助商店が作成した伝統の櫓に、RDSが開発した電動の台車を組み合わせた、伝統×先進の山車がツナグルマである。電動アシスト機能があるため、担い手が減少した地方の祭りであっても、少人数で誰でも引ける仕様となっており、デザイン面の伝統のみならず、祭り自体の伝統も守ることが可能なのだ。また、大型のLEDモニターとスピーカーを搭載しているため、映像作品の上映も可能と、幅広い用途で利用できる点もメリットといえるだろう。 モビリティ以外にも、おばけレストランやロボットプレゼンテーション、ワークショッププログラムなど、様々なコンテンツが用意されているので、家族で未来について思いをはせることができるはずだ。