伊藤淳史が萩本欽一を熱演! 妻・澄子さんとのちょっと不思議な愛の形を届ける
8月31日から9月1日にかけて、日本テレビ系で放送される、今年の「24時間テレビ47」。 「愛は地球を救うのか?」をテーマに、総合司会に、くりぃむしちゅーの上田晋也、羽鳥慎一、水卜麻美アナウンサーを迎え、相葉雅紀や岩田剛典(EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS)、ヒロミ、松平健、MISIA、土屋太鳳らそれぞれの企画を担う24人の出演者と共に、東京・両国国技館からさまざまなチャリティー企画を伝える。 31日、午後9時頃から放送されるスペシャルドラマ「欽ちゃんのスミちゃん ~萩本欽一を愛した女性~」では、日本のエンターテインメント史を塗り替えた偉大なコメディアンの萩本欽一と、そんな大スターに寄り添い続け、4年前に他界した妻・澄子さんの、ちょっと不思議な家族の形と愛の物語を放送する。萩本欽一役を伊藤淳史、妻・澄子さん(スミちゃん)役を波瑠が演じる中、撮影中の伊藤に作品の魅力を語ってもらった。
――台本を読んでの感想をお聞かせください。 「欽ちゃんって、芸能界の中でも大御所中の大御所の方ですよね。スーパースターを演じさせていただくと思いながら、台本を読ませていただきました。とても面白くて、そして驚きもあってすごく泣けました。『こんなに泣けるのか!』って思うくらい、泣きました。全体を通して面白いところや、苦しいところ、つらいところはあるんですが、そのバランスがすごく良くできていて。素晴らしい作品だなと思いました」 ――実際に演じてみていかがでしたか。 「一つの作品と捉えた時に、とても魅力的な作品ですよね。最初は、(実在の欽ちゃんに)似せていこうかなという思いもあったのですが、そういう思いは大切にしながら、与えられた脚本やシーン、役柄など、一つ一つ丁寧に描こうと思っています。細かいしぐさは欽ちゃんらしさを入れていけたらと思って、日々取り組んでいます」
――欽ちゃんとスミちゃんは、非常に特殊な夫婦の関係性だと思いますが、伊藤さんはどう思われましたか。 「すごく特殊ですよね。僕自身にも家族はいますが、僕が今まで生きてきた人生の経験にはないような夫婦の形だと思います。ちょっと驚いてしまうような人生をお二人共に送られている。でも、どちらかが普通で、どちらかが普通じゃないとかではなくて、それぞれがそれぞれに驚きの考え方を持っている。だからこそ、2人の間には絆や信頼関係が生まれていて、それが作品を見た時にとてもすてきな物語になっているなと思いました。その意外性は、ドラマの面白さにもつながっていると思いますが、最後はすごく美しくて、感動できるお話です。欽ちゃんとスミちゃんじゃなければ、こんなに温かい家庭や物語は生まれなかったと思います。やっぱり欽ちゃんがここまでトップスターで居続けることができたのは、欽ちゃんご自身の仕事に対する考え方やライフスタイルだと思いますが、それが成立したのは、間違いなく陰で支えたスミちゃんですよね。本当にファンというか、それに徹する思いが欽ちゃんを作り上げた。スミちゃんが家族をつなぎ合わせていたのではないかなと思います」