【エコなコーヒーカップ】心地よいと感じられる選択をする|高橋メアリージュンのサステナブック
――サステナビリティを意識した生活を送るなかで、ご自身に変化を感じますか? 実践することで、自分の心が気持ちよく健やかになっていくのを感じます。地球環境のためでもありますが、同時に自分自身のためでもありますね。まずは自分が心地よいと感じられなければ、続けていくことも難しいのではないでしょうか。 パジャマや下着、リネン類、そして生理用のナプキンなども、なるべく環境や人に優しいオーガニックコットンのものを使用しています。自分の肌に触れたときに心地よいと感じられるので、選び続けています。
――アグリイノベーション大学校で農業について学び、フードロス問題にも関心があるとのことですが、感じている課題などがあればお聞かせください。 フードロスについて考える際、規格外の野菜が捨てられてしまう話をよく耳にしますが、そもそもなぜ野菜に規格があるのかも学びました。例えば、野菜を段ボールに入れて運ぶ時に形が違うと、重量が変わってしまったり、隙間ができることで傷がつきやすくなったり、結果として腐りやすくなるという流通の問題があるようです。規格外の野菜を地産地消できる仕組みが広まるといいですよね。 そして、気候変動などの影響もあり、農家さんの収入が不安定になってきている現状があります。不作の年でも収入を安定させるために、農家さんにも消費者にもメリットがある、野菜のサブスクなんかがあればいいなと感じています。
――今後、私たちはサステナビリティとどのように向き合うべきだと思いますか? 自分が心地よくなければストレスになってしまうので、“無理をしないこと”が大切だと思います。ただ、サステナブルなアクションを試してみると、自然と心地よいと感じられることの方が多かったです。 例えば海が汚れたら、その汚れた海で育ったお魚を頂くのは私たちですよね? サステナビリティに向き合うことは、結局私たちの生活に返ってくることだと考えれば、もっと取り組みやすくなるのかなと思います。