60代ミニマリスト「贈り物をムダにしない」5つのコツ。罪悪感をもたないこと
●3:前もって欲しいものをリクエストしておく
誕生日やクリスマスなど、贈り物をもらうことがわかっているイベントがあるときは、前もって自分の欲しいものや必要なものをリクエストしておきましょう。 ものを増やしたくないなら、食事券やエステのチケットなど、「体験」を得られるものを、欲しいものが決まっていないときは「なんでも買えるギフト券」や「商品券」がふさわしいと思います。 形に残らない贈り物はつまらないと思うかもしれませんが、楽しい体験は生活を豊かにしてくれます。ギフト券は自分の好きなタイミングで必要なものを購入できるので無駄になりません。
●4:贈り物に対するポリシーを伝えておく
シンプルライフを志向しているなら、贈り物そのものを辞退したいと事前に伝えておくのもいい方法です。とくに親しい友人や家族とは、今後もずっとつき合いが続くので、自分の生活スタイルや価値観を理解してもらっておいたほうがお互いにとって有益。 私は贈り物を断ることは失礼なことではないと考えています。それは、自分の価値観を大事にする生き方です。自分の生き方を大切にできる人は、ほかの人の生き方も尊重できるのではないでしょうか? 贈り物をくれる人とよりよい関係を築きたいなら、ものを贈り合うより、一緒に時間を過ごしたり、特別な体験を共にしたりするほうが効果的だと思います。
●5:その場で断る
もらうことに負担を感じたり、受け取ることがストレスになったりするときは、その場で断ることも必要です。「自分のことを考えてくれるその気持ちはとてもうれしいし、ありがたい」としっかり感謝したうえで、ものをいただくのは辞退したいと丁寧に話しましょう。 受け取らない理由をくどくど言う必要はありません。誠実に、だけどきっぱり断ってみてください。たとえば、「とてもありがたいのですが、今はものを増やしたくないので、お気持ちだけいただきます」と言ってみてはどうでしょうか?
捨てにくいものだからこそ、取捨選択することが大切
贈り物はだれにとっても捨てにくいものです。ですが、もらったものを管理するのは自分にしかできないこと。贈り物をどうするかは、自分にしか決められないのです。自分の責任で適切に処分、もしくは管理しましょう。 繰り返しますが、贈り物を処分するとき、相手に対して申し訳ないと思う必要はありません。相手はあなたの幸せを願って品物をくれたのですから、自分の暮らしやすさを追求するのが正しい選択です。
筆子