【広島好き】大瀬良大地が29イニング連続無失点。そこで球団の歴代連続無失点記録を調べてみた
◆2012年:今村猛がリリーフで34イニング連続無失点 2位は先発ではなくリリーフ投手によるもので、2012年の今村猛が34イニング連続無失点を記録しています。この年は高卒3年目のシーズンで、5月22日の福岡ソフトバンク戦から8月11日の阪神戦まで、29試合連続無失点は球団新記録となりました。
最終的には生涯を通じての自己最多となる69試合登板で2勝2敗4セーブ、防御率1.89。26ホールドはリーグ3位の数字でした。オフにはキューバ代表との国際試合で侍ジャパン入りを果たし、翌年には第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも出場しています。
その後は登板過多の影響もあり、2020年シーズンを最後に29歳の若さで現役引退した今村ですが、大瀬良とは長崎県で春夏の甲子園出場を分け合った同級生で、大瀬良の次戦は「同級生超え」を目指すマウンドとなります。
◆2009年:球団記録は大竹寛の43イニング連続無失点 そして球団記録となっているのが2009年の大竹寛で、43イニング連続無失点をマークしています。高卒8年目のシーズンとなったこの年は、4月28日の巨人戦でシーズン初勝利となる完封勝利を記録すると、5月31日東北楽天戦の6回途中まで、6試合に渡って無失点投球を続けました。
43イニング無失点は、当時セ・リーグで歴代6位にあたる記録で、この年の大竹は自身4年ぶりとなる2ケタ10勝(8敗)に到達し、185回2/3を投げて防御率2.81という成績でした。この年は初勝利に続き、シーズン最終戦の10勝目も巨人戦で、10勝目は自身プロ入り初となる無四球での完封勝利でした。
3投手の通算成績は、佐々岡が570試合登板、138勝153敗106セーブ、防御率3.58。今村が431試合登板、21勝30敗36セーブ、136ホールドポイント、防御率3.46。大竹が376試合登板、102勝101敗17セーブ、31ホールドポイント、防御率3.77となっています。