ソフトバンク・小久保監督

◇２日　ＳＭＢＣ日本シリーズ第６戦　ＤｅＮＡ―ソフトバンク（横浜スタジアム）＝雨天順延 　本拠地でまさかの３連敗を喫し、後がないソフトバンクの小久保裕紀監督は「雨降って地固まるで。いい雨だと思います。昨日の移動日だけでも（いい）と思ったけど、きょうも空いたんで。逆にプラスかなと思います」と雨天中止を前向きに捉えた。 　第６戦から再び指名打者が使えなくなる。右足首捻挫を抱える近藤を左翼で先発起用するためにも、１日の猶予期間は実に大きい。監督は「まあ最終決定は明日の（コーチ）ミーティングで決まりますけど。（右足首は）悪化はしていないみたいです。症状も改善傾向にある」と恵みの雨を強調。近藤は「明日になってみてじゃないですかね」としつつ「今の状態が維持できれば左翼でスタメンも？」との質問に「もちろん」と即答した。 　敵地２連勝でスタートしながら、本拠地に戻った第３戦の２回から現在２６イニング連続無得点中。中でも主砲の山川は３連敗中に１２打数無安打と極度の不振に陥っている。 　それでも指揮官は「もうリセットされるじゃないですか、２日もあれば。そのままみずほペイペイのままやったら嫌な流れやなと。けど移動を挟んで、きょうは雨やし」と気にしていない。「明日もリセットされた状態で。ガチンコで明日、明後日は勝って、日本一になるっていうだけなのでね」。雑念は消し、２連勝だけを念頭に逆転日本一をつかむ。