兵庫や大阪で覚醒剤など販売 Xなどで顧客募り、1億1千万円超売り上げか 容疑で男女4人追送検
兵庫県や大阪府を中心に覚醒剤などを売りさばいたとして、兵庫県警薬物銃器対策課などは12日、覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕した韓国籍で大阪市西区の無職の男(54)ら男女4人を麻薬特例法違反などの容疑で追送検した。県警によると、4人はグループで約2年半で約240人に密売し、1億1千万円超を売り上げたという。 【写真】広がる大麻汚染、若者にまん延 摘発人数、初めて「大麻>覚醒剤」に 7割超が30歳未満 男の追送検容疑は、他の3人と共謀して2021年9月~今年4月、兵庫や大阪などで覚醒剤と大麻を事業として密売するなどした疑い。男は今年4月以降、覚醒剤取締法違反(営利目的譲渡など)の疑いで県警に逮捕され、調べに容疑を認めていた。 同課によると、男らのグループは大阪市内に拠点を置き、X(旧ツイッター)に覚醒剤の隠語「アイス」などの言葉と電話番号を示して営業。依頼客に指定場所で手渡したり、宅配便で送付したりした。 また、同課はグループに薬物を卸した疑いがある韓国籍で建設業の男(52)=大阪市西成区=や売買を手助けした人物、顧客ら計33人も摘発したという。