【第3回WUBS】昨年大会王者NCCU(国立政治大/チャイニーズ・タイペイ)、2023-24シーズンも優勝し、無敗記録を更新中【リバイバル記事】【バスケ】
チャイニーズ・タイペイには、これも本文に出てきた通りプロリーグが二つあるほかセミプロリーグも存在する。EASL(East Asia Super League)の2023-24シーズンでニュータイペイキングスが琉球ゴールデンキングスと、台北富邦ブレーブスが千葉ジェッツと熱戦を繰り広げたことを見ても、今後さらに地域内のリーグが活性化する期待感もある。NCCUがWUBSで大きな成果を残したことで日本との交流もいっそう盛んになっていくのではないだろうか。 ☆NCCUとは NCCUは国立政治大学のアルファベット表記である「National Chengchi University」の略記で「エヌ・シー・シー・ユー」と読む。政治家をはじめとしたチャイニーズ・タイペイの有力人材を輩出しているエリート大学の一つ。バスケットボール部の創部は2017年と歴史としてはまだ若いが、名将チェン ツーウェイ(陳 子威)HC指揮下のUBA4連覇が示す通り、大学バスケットボール界でもトップに君臨している。グリフィンズ(Griffins=ギリシャ神話などに登場する聖獣、鷲獅子)という正式なニックネームがあるほか、ファンからはしばしば政大雄鷹(Zhengda Eagles)とも呼ばれている。 WUBSでは2022年の第1回大会で3位に入り、昨年初優勝。今夏はディフェンディング・チャンピオンとして来日することになる。
柴田健/月刊バスケットボールWEB