大型トレーラーがガードロープに衝突

街も住宅街も、雪に覆われました。県内は9日夜から雪が強まり、新潟市など平地でも積雪を観測しました。北陸自動車道では、雪によるとみられる事故が原因となり、100台もの車が6時間近く動けなくなる滞留が発生しました。 【動画】魚沼市守門は195cmの積雪を観測、運転席が横を向いたまま…北陸道では事故で車100台が6時間動けず【新潟】 新潟市西蒲区の北陸道。運転席が横を向いたまま止まっている大型トレーラー…そこから何台もの車が連なって立ち往生しています。10日午前4時すぎ、大型トレーラーがガードロープに衝突しました。雪によるスリップが原因とみられます。 この影響で、北陸道・上り線は現場付近で通行止めに。約100台の車が動けなくなりました。NEXCO東日本が滞留している車に、食料や飲料水・携帯トイレなどを配布しましたが、ドライバーはレッカー作業が完了する午前10時すぎまで6時間近くも車の中で過ごすことになりました。 9日から強まった雪は、平地の市街地や住宅街も覆いました。新潟市中央区や長岡市でも、20cm以上積もりました。10日午前4時に40cmの積雪を観測した新潟市秋葉区では、晴れ間が出た時間に住民が除雪作業を行っていました。 ■住民 「(今シーズンは)雪かき初めてですね。久しぶりに重労働してますって感じです。」 「朝見て絶望して、正午すぎてますけどやらなきゃだなと思ってやってます。」 駐車場の利用者で協力して除雪を進めます。 ■住民 「この3台うちの車なので、全部埋まってたからきれいにしないと出られないから。」 「もう1時間くらいやろうと思います。」 山沿いでは、さらに積雪が急増。魚沼市守門では195cmを観測しました。現在も断続的に降り続いていて、県内今シーズン初の2mを超えるのは時間の問題です。妙高市で6日に開設された雪捨て場には、雪を満載したトラックが次々にやって来ます。 ■ドライバー 「火曜日からずっとやってるんですけど、一日にだいたい35～36回は走っている。大型のダンプじゃないダンプは狭いところの雪をとるんで、やっぱり大変ですね。気を付けて運転しています。」 このあとも、雪が降りやすい状態は続き、11日(土)にかけても山沿いを中心に積雪が増えるところがある見込みです。11日(土)夕方6時までの24時間に予想される降雪量は、山沿いで40cm、平地で20cmです。 新潟地方気象台は、11日(土)明け方にかけて大雪による交通障害や、ふぶきによる視界不良・路面の凍結などへの注意を呼び掛けています。