『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』や『涙の女王』の悪役で話題に! パク・ソンフンが俳優になろうと決意したとき
『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』や『涙の女王』に出演し、悪役の演技で強い印象を残したパク・ソンフン。日本では出演作『地獄でも大丈夫』が公開になるほか、『イカゲーム2』への出演でも注目の俳優だ。そんな彼が日本で初めてのファンミーティングのために来日した。 【画像】パク・ソンフンさんの撮りおろし写真をみる。 俳優を志して大学で演劇の勉強をしていたことや、若者と文化の街・大学路(テハンノ)での演劇の日々などについて語ってくれた。
ファンミーティングのために歌のレッスンを
――今回はファンミーティングのための来日になりますが、これまで日本に来ての思い出はありますか? 二年前になりますが、京セラドーム・大阪で「2022 MAMA AWARDS」(CJ ENM主催のアジア最大級の音楽授賞式)がありまして、そのときにレッドカーペットイベントに参加するために公式に日本に来たことがあります。 僕は日本の食が大好きなので、プライベートでも時間ができるたびによく来ているんですよ。 ――日本ではどんなところに行っていますか? 東京、大阪、福岡……どの都市も大好きなんですけど、やっぱり東京は規模が大きいですし、見どころも多くて、楽しい場所もたくさんありますよね。だから、一番よく来るのは東京ですね。 食べ物は、けっこうどんなものも好きなんですけど、特に好きなのは、お寿司。それから麺類もよく食べます。うどんも食べますし、ラーメンはやっぱりいいですね。 ――今回のファンミーティングはどのような準備をされましたか? ファンの皆さんとはいつかお会いしたいとずっと思っていたんですが、遂にお会いできるということでドキドキして過ごしてきました。歌を二曲歌うのですが、あまり上手ではないので、この日のためにレッスンを受けて、準備を続けてきました。
俳優になろうと決意したとき
――パク・ソンフンさんが俳優になったきっかけについてもお聞きしたいのですが、幼い頃から俳優や芸能界に憧れを持っていたのでしょうか? 特にこれといったきっかけがあったわけではないんですよね。でも、誰もが人生において一度くらいはテレビに出てみたいなとかって思うことってあるんじゃないかと思うんです。それが僕にとっては大学入試を控えた頃でした。 その頃、進路についてとても悩んでいたんです。そのときに、俳優をやってみようかという気持ちが芽生えてきて、漠然と俳優をやってみようかと思いついたんです。そこで、演劇のレッスンを受けたりして、挑戦することにしました。 ――そこで何か手ごたえを感じたのでしょうか? そうですね。レッスンで演技をしたときに手ごたえは感じていました。大学でも演技の勉強をしまして、演劇の公演もしたんですけど、そのときに自分は演技の道に進もうと決心することになりました。 ――その後、転機になったと思えた作品はありましたか? 今の話に関わってくるんですけど、大学では演劇映画科というところで学んでいました。そこでは、一学期ごとに演劇の公演をしないといけなかったんです。 僕は大学に入ってしばらくは、存在感があまりない学生だったんですけど、あるとき教授が公演の主人公に抜擢してくれました。それまで、特に目立たなかった僕が主人公を演じるということで、周りの友人たちからも「大丈夫かな?」と心配されているような視線を感じていたんですけど、稽古を重ねるうちに、僕自身も徐々に自分の演技に対して自信が湧いてきて、公演中も見てくれていた友人たちも前のめりになってきて。 最後にカーテンコールがあったときには、大きな拍手を頂きました。このときに達成感を感じて俳優になろうと決意しました。