トヨタ「ハイラックス」をドリフト仕様に! ロケットバニーらしい本気のワイドボディに2JZエンジン搭載しました
ハイラックスのドリフト仕様を提案
カスタムカー好きであれば、誰もがその存在を知るエアロパーツブランド「PANDEM/Rocket Bunny(パンデム/ロケットバニー)」。その生みの親であるT.R.A.KYOTO の代表である三浦 慶氏が東京オートサロン2024で提案したのが、トヨタ「ハイラックス」ベースのカスタムマシンでした。これまでのスポーツ路線とは違ったアプローチで挑むパンデム仕様のトラックとはどんなスペシャルマシンだったのでしょうか? 三浦氏に話を伺いました。 【画像】むき出しのパイプがワイルドでカッコいい! トヨタ「ハイラックス」を見る(13枚)
パンデムらしいトラックカスタム
そもそもトラックという選択肢がどのような考えで生まれたかについて三浦氏に聞いてみた。 「なんとなく今年はトラックが流行るんじゃないかなぁーと思って作った1台なんです。ただ、ウチが作るならフツーでは面白くないので、ロケバニ(パンデム)らしくトラックをベースに本気のドリフトマシンを作ることをテーマとして掲げて製作しました」 ピックアップトラックをベースとしてドリフト車を製作しはじめると、じつはキリがないほどやる事が多く、使い物にならないエンジンやサスペンションを取り外し、ドンガラの状態にしてから仕様をどうするか決めていったらしい。 ベースは1989式のハイラックスということで、三浦氏は製作過程について次のように話してくれた。 「いろいろと現車を確認して調べてみると、使えるのは運転席を含めた車体の一部とフレームのみと判明。あとはすべて作り直さないとドリフト仕様にはならないため、クルマを完全に作り直すくらいの大胆な加工を行いました」 また、ロケバニ/パンデム仕様といえば、お馴染みのオーバーフェンダースタイルだが、その仕上げはハイラックスベースでも健在だった。というよりも、今回はハイラックスでショーカーを作るという段階から、ワイドボディキット製作に取り掛かっていて、このクルマはある意味で特殊すぎる仕様なのでわかりにくいが、フロントフェンダー、フロントバンパー、フロントバンパーガードパイプはキット化される予定。また、リアのオーバーフェンダーもちゃんと設定があるということだった。