長崎県立大理事長にハウステンボス会長就任へ 民間出身者は初めて
長崎県は22日、県立大を運営する法人の理事長に、佐世保市の大型リゾート施設ハウステンボス(HTB)会長の坂口克彦氏(68)が5月1日付で就任すると発表した。坂口氏はHTB会長を続け、同大には原則週2日勤務するという。2005年度に公立大学法人化されて以降、民間出身の理事長は初めて。 【写真】長崎県佐世保市のハウステンボス(本社ヘリから) 坂口氏は富山県出身。ユニ・チャームやエイチ・アイ・エスで取締役などを務めた後、2019年5月からハウステンボス社長を務め、昨年10月からは代表権のない会長に退いていた。理事長の任期は28年4月までの4年間。 県によると、コロナ禍で大きな影響を受けながらもHTBの経営を安定させた坂口氏の手腕を評価。少子化で大学運営が厳しさを増す中、組織や財政の効率化も期待できるとしている。5月1日に県庁で辞令が交付される。 (布谷真基)
西日本新聞