「ロシアからの攻撃でけが」同情誘う 長崎・佐世保の女性、277万円だまし取られる
佐世保署は、佐世保市の60代無職女性がSNSで知り合ったウクライナ国籍を名乗る男から、277万円をだまし取られる詐欺事件があったと発表した。 同署によると男は「チェン」と名乗り、女性は3月ごろ、ダイレクトメッセージが届いたことをきっかけにSNSでのやりとりを始めた。LINEで「ロシアからの攻撃でけがをして政府から補償金300万ドルが支払われた」「補償金の35%を譲るので預かってほしい」などと伝えられ、女性は同情心から了承したという。 配送会社を名乗る相手とのやりとりに移り、配送会社は補償金を輸送するための証明書発行費用が必要と要求。女性は4月24日から2日間で配送会社が指定した口座に2回計277万円を振り込んだ。 その後も配送会社から振り込み依頼があり、不審に思った女性が警察に相談し発覚した。