【開山祭6月2日】祝・70回開催で登りたい「八ヶ岳」 日帰り「蓼科山」最短コース&山頂絶景レポ
■将軍平から山頂までは岩場が続く急登
将軍平を過ぎると登山道はゴロゴロとした岩場が続く急登になり、歩きにくく手強い区間になる。できるだけ細かい歩幅で、平らな場所を見つけて歩きたい。 将軍平から35分ほどで山頂まで到着するが、気をつけながら歩く必要があるので体感では所要時間よりも長く感じる区間だった。やがて樹々がなくなってくると山頂は近い。 山頂直下までくると山小屋が見えてくる。蓼科山頂ヒュッテだ。ここまで来れば山頂はすぐそこ、一気に登り切ってしまおう。
■蓼科山の見どころ・広大な山頂と大パノラマ
山頂に到着すると驚くのがその広さだ。はっきりとした広さはわからないが、サッカーコートがすっぽりと入ってしまうのではないかと思うほど広い。 山頂には人間よりも大きな岩もゴロゴロあるので歩きにくいが、中央部に蓼科神社の奥社である石祠が祀られているので、ぜひ立ち寄りたい。 晴れていれば問題はないが、濃霧の時などは広すぎて自分の位置がわからなくなる可能性があるため、気をつけたいところだ。 山頂エリアからは360度の展望が広がっている。北アルプス、中央アルプス、南アルプス、南八ヶ岳、御岳山など、日本を代表する山々を望むことができるので、好きな景色を見つけて堪能してほしい。ちなみに筆者は南八ヶ岳と南アルプスが一望できる場所を選んだ。 山頂エリアは風が強く、標高は2,500mを超えているため、麓に比べると気温が低い。防風のシェルジャケットや防寒ウエアを忘れないようにしたい。
■シーズンインした八ヶ岳にでかけよう
開山祭を迎え、いよいよ本格的なシーズンインとなる。標高の高いエリアや日の当たらない斜面では6月に入っても雪が残っている場所があるため、滑り止めを携帯のうえ、八ヶ岳登山に出かけてみてはどうだろうか。 〈登山ルート〉 7合目登山口⇒(20分)⇒馬返し⇒(1時間05分)⇒将軍平⇒(35分)⇒蓼科山山頂⇒(30分)⇒将軍平⇒(50分)⇒馬返し⇒(15分)⇒7合目登山口 山歩 ヨウスケ(さんぽ ようすけ) アウトドアフリーライター/ブロガー。キャンプを中心に登山や渓流釣り(てんから)を楽しんでいます。 「荷物はできるだけ身軽に」バックパックひとつにまとめて一人で行動しています。
山歩 ヨウスケ