人口1万7000人到達日予想クイズで盛り上がる 一体なぜ?人口が増え続ける町【長野・御代田町】
少子高齢化の中で、人口が増え続ける町があります。去年1年間、県内の市町村で、最も人口増加率が高かったのは白馬村。次いで野沢温泉村、そして3位が御代田町でした。 その御代田町の人口が、間もなく1万7000人に到達しそう、ということで、到達日を予想するクイズが企画されました。一体なぜ人口が増え続けているのでしょうか? ■西軽井沢ケーブルテレビ・石川伸一さん 「これは面白い!すごいクイズを考えたと思う」 ■大北達也さん(2018年に移住) 「(来年)1月1日にしておきます」 ■林歯科診療所・林克英さん 「年内(と予想)」 ■御代田町・小園拓志町長 「3月27日に来るんじゃないかと」 限定的ではありますが…にわかに盛り上がりを見せている、「御代田町人口1万7000人到達予想日クイズ」。誰でも応募可能で、ハガキや町の公式LINEからいつ達成するか、その予想を送るだけ。 ぴったり当てた人には、ミシュランガイドに掲載された町内のホテルの宿泊券が贈られます。 ちなみに、今月1日時点の人口は1万6802人です。 (Q応募は?) ■西軽井沢ケーブルテレビ・石川伸一さん 「しました。この町で20件入るアパートが6棟建っているんですよ。これが年内オープンだから、これ次第だね」 そもそも、なぜこのクイズを企画したのか? 町長に聞いてみると… ■御代田町・小園拓志町長 「特にこの1年で人口が増えていて、人気を集めていることを町内外に伝えたいと思って」 実は御代田町、記録が残る1965年から一度も人口が減っていないんです。2007年に1万5000人を突破し、去年は350人以上増加。およそ60年で倍以上になっています。 また、総務省の調査によりますと、今年1月時点で前の年から人口が増加した割合は県内では白馬村がトップで、2番目が野沢温泉村。御代田町は3番目でした。 上位2つは外国人の移住が多く、インバウンド向けの産業の活発化が要因とみられます。 ではなぜ、御代田町で人口が増え続けるのか。 40年にわたって御代田町を取材してきた、西軽井沢ケーブルテレビの石川さんに聞いてみると… ■西軽井沢ケーブルテレビ・石川伸一さん 「アクセスが全て良い。で、子育てしやすい町ですよね。生きるのに最適な町になっちゃったんだね」 御代田町は軽井沢町と佐久市、そして小諸市に囲まれた位置にあり、首都圏へ行くにも、買い物に行くにも、アクセス抜群!また、公立学校の給食費が無償になるなど、子育ての環境も整っています。 それに加え、晴天率の高さと降水量の少なさ。 これらが組み合わさった結果、移住者がどんどん増えています。 おととしオープンされたコワーキングスペース。25日、会員100人に到達しました。 ■会員100人目・伊沢豊さん(東京から移住) 「御代田町でワインを造ってみようと、ワインブドウを栽培してみようと思って移住しました。大消費地としての軽井沢をすぐ隣に持つということ、若い人が多いということ。買ってくれる人が多いんじゃないかなと」 ■大北達也さん(2018年に移住) 「子どもが生まれた時に、渋谷区に住んでいたんですけど、保育園が一番入れない時期で、職場が東京駅なのでギリギリ通えるかなということで、引っ越しちゃいました」 ■Gokalab・金久美マネージャー 「新しい人が来ることで、そこでまた新しいことが生まれるみたいなことは、分かりやすく生まれていると思います。子どもの居場所づくりしている人や、デザイン関連の人が集まっている拠点もあるし」 「地の人と移住者が等しく活躍できる町」だと話す町長。というのも… ■小園拓志町長 「だって移住者が町長になっているわけですよ。この町は。とすると、受け入れる力がすごくある町なんじゃないかな。移住者に特化した政策をやっているわけでもなくてですね、元々住んでいる人にとっても、移住した人にとっても、いい政策に焦点を当てて組み立てている」 人口1万7000人まであと200人ほど。到達日予想クイズの応募期間は今月30日までです。 ■小園拓志町長 「私、意外と3月中の達成がありえると思っていまして…3月27くらいにくるんじゃないかな。まだ応募者が少ない状況なので、非常に高確率で豪華賞品が当たるチャンスだと思います」