住友生命、一部個人保険利回り５倍の0.3％に－金利上昇で約50年ぶり
（ブルームバーグ）： 住友生命保険は25日、個人保険の一部で２年分以上の保険料をまとめて前払した場合の利回りを現在の0.06%から0.30%に引き上げると発表した。市場金利の上昇が背景で、積み立て部分の利回り引き上げは約50年ぶり。
発表によると、適用は2025年４月２日から。広報担当者によると、定期的に保険料を支払う商品で、死亡保険や学資保険、年金保険などが対象となる。個人保険・個人年金保険の契約約1100万件のうち、前払いが可能な契約は約650万件あるという。
今回の利回り引き上げは、長期金利を中心とした市場金利の上昇分を顧客に還元する狙いがある。生命保険業界では金利上昇を受け、契約時に保険料をまとめて支払う一時払い終身保険の予定利率を引き上げる動きも広がっている。
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Nao Sano
