衆院予算委員長に選出の立憲・安住氏「黒衣に徹します。お元気で」
■立憲民主党の安住淳・前国会対策委員長(発言録) 野党の議員が予算委員長を受けるっていうのは、本当に異例なことだと思います。(日本の政治状況は)行政権がちょっと強いので、立法府の力量を上げていく委員会にしたい。与党が一方的に日程を決めてドンドンとやってきたのとは違って、(与野党)伯仲らしい「熟議の国会」が実現すればいいかなと思っております。 【写真】記者団の取材に応じる立憲民主党の安住淳氏=2024年5月26日、仙台市青葉区、大久保貴裕撮影 (与野党が)お互いに謙虚にやりながら、霞が関が作ったものをそのままとにかく通せばいいんだっていう(国会の)文化ではなく、より良き修正を図っていく文化に変えることができるかどうか。与野党とも置かれた立場を謙虚に自覚をして、真摯(しんし)な、中身の濃い議論を予算委員会でやってほしい。それができなかったら、国民のみなさんを失望させてしまいますから。 あいまいな答弁をされるような、いい加減な質問も駄目です。お互い緊張感を持ってやればいいんじゃないですか。公平に見て、いろいろ(予算委員長として議事進行を)判断したい。やってみないと分からないから、あんまり期待しないでください。黒衣に徹するから。 審判が目立つ試合って、良い試合ではない。相撲だって、もし審判が目立ってたら、多分、取組はあんまり良くないってことだよね。サッカーだって野球だってそうだけど。 良い試合をさせることが私の仕事だと思っていますから。この先あんまり(マスコミの)みなさんの前に出てくることはないと思いますので、どうぞお元気でいてください。(国会内で記者団に)
朝日新聞社