オリックス・宮城大弥

　オリックス・宮城大弥投手（２２）が２４日、チームの大逆襲にかける思いを明かした。左大胸筋の筋損傷で５月上旬に離脱したが、今月２１日に１軍合流し、順調なら２７日のソフトバンク戦（京セラＤ）で復帰する。「僕が投げる試合は全部勝ちたいし、それ以外も勝ちたいです」と強気に宣言した。 　５月８日の楽天戦（秋田）で負傷し、２日後に出場選手登録抹消。慎重なリハビリを経て、今月１９日のウエスタン・中日戦（ナゴヤ）で実戦復帰した。３回を３６球で２安打無失点に抑え、最速も１５１キロをマーク。日々の状態を確認し、問題がなければ２７日のソフトバンク戦へ向かう方向だ。借金３の５位で、首位ソフトバンクとは１３・５ゲーム差。「一つずつ順位を上げて、可能性がある限りはしっかりとやりたい。戦っている以上は、必死さというものを忘れずにやりたいと思います」と力を込めた。 　「ここ２、３年でチームとして、人気が高くなってきたと感じます」。１軍合流した２１日から２７日まで、大人気イベントの「オリ姫デー」も開催中。オリメン投票でも２位に選ばれた左腕は「（野球が）泥くさいと思われる部分もあるかもしれないけど、楽しい時間を過ごしてもらえれば」とお礼の快投も思い描いた。 　残り７６試合。「球数を投げていくことができれば、カード頭（初戦）でチームに勢いをつけたい気持ちもあります。由伸さんがそうだったように…」と尊敬する前エースの姿も目標とした。３位・ロッテには２・５差。まずはＡクラス入りへ、間もなく太い柱が戻る。（長田　亨）