1番、ティーショットを放つ山下（撮影・浅見桂子）

＜国内女子ゴルフツアー：富士通レディース＞◇第1日◇11日◇千葉・東急セブンハンドレッドC（6697ヤード、パー72）◇賞金総額1億円（優勝1800万円） 　前週、39度の発熱など風邪の諸症状が出て棄権した山下美夢有（23＝加賀電子）が、今季初優勝へ首位と2打差の3位と好発進した。7バーディー、1ボギーの66で6アンダー。前半に10メートルのバーディーパットを決めたり、14番パー4では第2打を30センチにつけたりと、随所で昨季まで2年連続年間女王のすごみを見せた。 　今季は優勝こそないが、前週棄権するまで国内ツアーは出場12戦連続でトップ10入り、うち11戦がトップ5入りと安定感は抜群だ。メジャーの全米女子プロ選手権でも2位に入り、国内ツアーの年間女王争いで、今季7勝の竹田麗央に次ぐ2位につけている。前日10日のプロアマ戦後は、鼻声で応じていた報道陣への対応でも「リセットできたので『今週、また頑張るぞ』っていう気持ちで迎えた。1打でもしっかり伸ばせるように頑張りたい」と力説。昨季最終戦のJLPGAツアー選手権リコーカップ以来の通算12勝目を見据えた。 　--【写真特集】吉本ひかるはホールインワン決め笑顔　ショットに苦笑する馬場咲希／女子ゴルフ第１日--https://www.nikkansports.com/sports/golf/news/202410110001199.ht