『情熱大陸』指揮者・原田慶太楼に密着 音楽の力を信じて世界を駆ける若きマエストロの実像に迫る
11月10日(日)放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系 午後11時~11時30分)は、指揮者・原田慶太楼に密着する。 豪快なのに繊細、情熱的なのに冷静。原田慶太楼のタクトは自在だ。39歳。新進気鋭の指揮者に、今や世界中から引き合いが絶えない。1年にわたる密着取材の間にも、神奈川、大阪、新潟、長野、アメリカ、タイ…忙しく飛び回るそのステージは地球規模だ。 東京交響楽団の正指揮者として活躍する傍ら、アメリカ・ジョージア州の港湾都市サヴァンナの交響楽団で音楽・芸術監督も務める。そこでの仕事は多岐に渡る。指揮者としてはもちろん、1年先の定期演奏会の曲目決定からコンサートの演出、さらにはスポンサー集めまで、楽団の顔としてあらゆることを担い各方面に気を配る。流暢な英語と献身的な仕事ぶりですっかり街にも溶け込んでいる。 一方で、日本のクラシック界が抱える課題には気を揉む。聴衆の高齢化、観客の減少…。原田は若い新たなファン層の拡大を狙って、ヴァーチャルピアニストを用いた驚きの演奏会を企画したり、幼い頃からクラシックを身近に感じてもらうため0歳児も入場OKのコンサートを開催したり、忙しい合間を縫って大学生の楽団の指揮も買って出る。愛する音楽のためアイデアを具現化する日々だが、意外な言葉を口にする。「音楽の才能はゼロに近い」 先月、サヴァンナ・フィルハーモニックの一大イベント、3万人の聴衆を集める音楽フェスが開催された。だが、アメリカ南東部を襲ったハリケーンにより街も大きな被害を受ける。自分たちに何ができるだろうか…。音楽の力を信じて世界を駆ける若きマエストロの実像に迫る。 <プロフィール> 1985年、東京都生まれ。39歳。音楽一家ではなく一般家庭に育つも、幼い頃にミュージカルを見て感銘を受け音楽の道を志す。その後、オペラに感化され指揮者の道へ。アメリカの大学で指揮を学ぶ一方で、長期休暇になると、アルバイトで貯めた資金を元手にロシアへと武者修行を行う。妻はプロテニスプレーヤーの倉島侑里さん。 2020年~ サヴァンナ・フィルハーモニック 音楽・芸術監督(米・ジョージア州) 2021年~ 東京交響楽団 正指揮者 2024年~ 愛知室内オーケストラ 首席客演指揮者兼アーティスティックパートナー 2025年~ デイトンフィルハーモニック管弦楽団 音楽・芸術監督就任予定(米・オハイオ州)
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