【バスケ】B3新潟の新戦力PFムトンボ、立川戦でデビューも「出たらチームに貢献するだけ」
新戦力のデビューの可能性が出てきた。Bリーグ3部(B3)の新潟(11勝11敗)は28、29日の第14節、同じ星数で並ぶ立川とホームのアオーレ長岡で対戦する。25日に留学実績選手として加入した日体大4年のコンゴ人留学生、PFムトンボ・ジャン・ピエール(22)のベンチ入りが濃厚だ。27日、試合会場で行った練習では、軽快な動きを見せてアピールした。 ◇ ◇ ◇ 全体のシュート練習、206センチのムトンボがしなやかにジャンプしながらレイアップを決め、強烈なダンクをたたき込む。その度にチームメートから「お!」と感嘆の声。「試合が楽しみ。まだ出られるか分からないけど、出たらチームに貢献するだけ」。ひと汗かきテンションが上がった。 関東大学リーグMVPの能力の高さはプレー以外でも見られた。鵜沢潤監督(43)の言葉でシュートを修正し、大きく弧を描く意識付けをした。練習の合間にCイバン・ラベネル(35)、PFファイ・パプ月瑠(37)からポジショニングのアドバイスを受けた。23日に合流してから、用紙に書かれたフォーメーションを自宅で見直し必ず覚えた。 吸収しようとする姿勢に鵜沢監督は「立川戦で使うことも考える」。ムトンボ加入で外国籍と国籍取得選手は計5人。1人がベンチ登録から外れる。全体15人からは3人がベンチに入れない。チームに競争をもたらす存在になった。連勝すれば勝ち越して年越しする。ムトンボは「リバウンドを頑張る」と活躍をイメージした。【斎藤慎一郎】