トンネル工事で運休の陸羽西線、運転再開時期が2025年度に見直し
JR東日本東北本部・新潟支社は7日、陸羽西線の運休終了時期について、その見通しを発表した。 陸羽西線は、国土交通省による「(仮)高屋トンネル」の建設工事のため、2022年5月より列車を運休し、バス代行輸送を実施している。同トンネルは、陸羽西線古口~高屋間の「第2高屋トンネル」の直下を通過している。両者では、2つのトンネルの交差部が極めて近接し、列車を運行しながらの安全確保に課題があることから、このような措置を採っている。 JR東日本は今回、国土交通省が現在施工する道路トンネル工事の進捗状況をふまえ、バス代行輸送の終了が2025年度にずれ込む見通しとなったと説明している。国土交通省山形河川国道事務所では、2022年の陸羽西線運休開始時点では2024年度中の列車運行再開を見込んでいたが、2023年6月、このスケジュールを見直すと発表。今回改めて、約1年遅れることとなったとの展望を示した。 同社では、列車の運転再開およびバス代行輸送の詳細な終了時期については、道路トンネル工事の進捗をふまえ、改めて発表するとしている。 【11月7日19:13追記:タイトルおよび本文表記を一部変更しました】