屋内に空中遊びゾーン 新川こども施設、27年8月開館 保護者交流スペースも設置
県は25日、魚津市の新川文化ホール敷地内に設ける新川こども施設の整備・運営事業について、落札者が県内外の9社からなる大和リースグループに決まったと発表した。「こどもまんなか社会」のシンボルと位置づける屋内施設に「あそびはじまりホール」「空中あそびゾーン」、「大地あそび・流れ遊びゾーン」を備え、2027年8月1日に開館する。 【写真】新川こども施設の鳥瞰イメージ図 新川こども施設は鉄骨一部木造、一部2階建ての延べ床面積2597平方メートルで、子どもを見守る保護者交流・休憩スペースを設置する。予定価格51億7600万円に対し、落札価格は51億7599万9180円。 ●魚津の文化ホールに 落札した大和リースグループは、代表企業の大和リース富山支店(富山市)をはじめ、構成企業の関口組(魚津市)や前田建設工業北陸支店、富山総合ビルセンター(以上富山市)など5社、協力企業の福見建築設計事務所(富山市)や東城(魚津市)など3社。来年1月から設計、2026年3月ごろから着工する計画で、整備・運営事業期間は2042年3月まで。 県は今回、設計や建設、運営、維持管理でPFI(民間資金を活用する社会資本整備)の手法を県として初めて導入する。新川文化ホールで会見した新田八朗知事は「こどもまんなか社会の実現を目指す富山県の本気度を見える形で表したい」と述べ、村椿晃市長と握手を交わした。