「日常の料理に手は掛けなくていい」 『一汁一菜でよいという提案』土井善晴さんの“主演”映画が公開に
土井さんが目指しているのは「食の初期化」だという。基本に帰ることで、むしろ日々の暮らしは楽になる、という提案だ。一汁一菜で日々をシンプルに食べていると、ハレとケの区別ができ、メリハリがつく。 こうしたメッセージに「救われた」と感じる人も多い。 「若い人につながってきたと思います。未来を考えています。さらにこの先に進んでみたい。人間がいまも自分の手で続けているのは料理だけ。料理することは自立した生活への一歩。一汁一菜でよいとなれば、誰にでも料理は始められる」 「主演映画」は、3月15日から、【第4回TBSドキュメンタリー映画祭2024】にてお披露目され、渋谷、梅田、京都で順次公開予定だ。3月15日(渋谷)と3月22日(梅田)にはご本人も舞台あいさつで登壇予定とのことだ。 デイリー新潮編集部
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