「彼にドイツ語で『続けよう』と」 スパーズ移籍後初ゴールを決めたヴェルナーにかけた主将ソン・フンミンの言葉
ゴールの前には決定機を外してしまったが……
今冬にライプツィヒからトッテナムにレンタル移籍したFWティモ・ヴェルナーは、2日に行われたプレミアリーグ第27節のクリスタル・パレス戦で移籍後初ゴールを記録した。 ヴェルナーにとっては大きな一撃だったが、前半には決定機を外してしまう場面があった。味方のパスに抜け出してGKと1対1の状況になったのだが、GKをかわそうとして失敗したのだ。FWにとってはショッキングなプレイで、あのミスを引きずってしまう可能性も考えられた。 そんな時、ヴェルナーに声をかけたのがキャプテンのソン・フンミンだ。ハリー・ケインの抜けたチームを引っ張るソン・フンミンは、ヴェルナーにドイツ語で一言声をかけたと明かしている。 「ティモは素晴らしいパフォーマンスを見せたし、チームに大いに貢献してくれたね。攻撃的な選手は、あのようなチャンスを逃すと少し落ち込むことがある。だから、彼にドイツ語で『続けよう』と伝えた。同点ゴールのシーンで彼が示したように、彼は多くのポテンシャルを持っている選手だからね」(『Football London』より)。 その言葉で上手く切り替えられたのか、ヴェルナーは後半に貴重な同点ゴールを奪った。チームも3-1で勝利を収めていて、チームにとってもヴェルナーにとっても大きな1勝だ。スピード豊かなヴェルナーが左、ソン・フンミンが中央という組み合わせが機能していけば、トッテナムの攻撃にさらなる引き出しが生まれるのは間違いない。
構成/ザ・ワールド編集部