普通預金の金利が「年0.2%」になったと聞きました。ほかの口座やタンス預金から「300万円」を移動させたいのですが、税金がかかる場合もありますか? 自分のお金なら問題ないでしょうか?
税金以外の注意点
直近で使わない資金があれば、できる限り金利が高いところに預けることを考える人も多いでしょうが、利息は全額受け取れるわけではありません。利子所得として扱われるため所得金額に約15%の税率を乗じた金額が源泉徴収されるので要注意です。 また、特定の口座に資金を集中させると、口座凍結や入出金トラブルで引き出せなくなるおそれもあります。リスク分散のためにも1ヶ所の口座に資金を集中させないことも大切です。
まとめ
本記事では、金利が高い金融機関の口座を新規開設して、タンス預金を含む資金を多く移動させると問題はあるのか解説しました。 本人にそのような気が全くなくても、一度に多額の資金を口座に入れると、場合によっては税逃れの疑惑をもたれる可能性はゼロではありません。タンス預金を銀行口座にいれる場合は贈与税や相続税などの課税対象となっていないか、確定申告は必要かどうか忘れずに確認しましょう。 金融機関の円預金金利は、市場の動向や金融政策などの影響を受けて今後も大きく変動する可能性があります。現時点で得をする内容だとしても、今後もずっとメリットが保証されるわけではない点には注意が必要です。 出典 国税庁 No.4408 贈与税の計算と税率(暦年課税) 国税庁 No.1310 利息を受け取ったとき(利子所得) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部