「歌うぜよ!じゃないんよww」京都・近江屋跡地にできたカラオケ店にツッコミ続出、こだわりを聞いた
幕末維新の中心地として、多くの史跡や石碑が残る街・京都。なかでも坂本龍馬が暗殺された近江屋事件の舞台とされる「近江屋」は、幕末好きもよく訪れるゆかりの地だ。 【写真】龍馬と中岡慎太郎の討ち入りシーンを再現した「近江屋ルーム」 そんな近江屋の跡地が、なんと令和の現代にカラオケチェーン・ジャンカラの「京都河原町近江屋店」に生まれ変わったのだが、SNSでは「跡地にジャンカラなんやw」「歌うぜよ!じゃないんよ」など話題に。全貌を探るべく、8月23日にオープンしたばかりの同店を取材してきた。 ■「龍馬のジャンカラぜよ」呼び込みに二度見 坂本龍馬襲撃事件の舞台となった近江屋は、現在河原町通に面した繁華街の中心地に位置している。筆者もよく知るエリアだが、くだんのカラオケは初めて訪れる。どんなお店なんだろうかとワクワクしていると、さっそく龍馬風衣装を着た男性店員が「坂本龍馬ゆかりの地、龍馬のジャンカラぜよ~! まっこと楽しいカラオケぜよ~!」と店頭で呼び込みをしている姿を発見。 この時点ですでに期待大なのだが、入店すると同じく和風の衣装を身にまとったスタッフの皆さんが元気よくお出迎え。龍馬ゆかりの店舗ということで接客でも土佐弁を使用し、お馴染みの「~ぜよ」が飛び交う楽しい空間となっていた。 店内は、1階にオープンスタイルのカラオケエリア「からおけ処 龍馬」があり、2階は近江屋をイメージした和風フロア、3階は龍馬率いる「海援隊」をイメージした船や航海をモチーフにしたフロアとなっている。さらに、龍馬と盟友・中岡慎太郎が討ち入られる場面を再現した「近江屋ルーム」と江戸時代の侘び寂びをイメージした和室「囲炉裏ルーム」があるほか、龍馬の愛刀のレプリカや関連書籍などがずらりと並ぶエリアも設けられていた。 かなりのこだわりを感じる作り込みだが、そもそもなぜこういったコンセプトの店舗をオープンさせたのか気になるところ。ジャンカラを運営する「TOAI」(本社:京都市中京区)で、広報を担当する世良さんと高山さんに詳しく訊いてみることに。