米雇用コスト、第3四半期0.8%上昇 約3年ぶりの小さな伸び
[ワシントン 31日 ロイター] - 米労働省が31日に発表した第3・四半期の雇用コスト指数(ECI)は前期比0.8%上昇した。伸びは前四半期の0.9%から鈍化し、2021年第2・四半期以来、約3年ぶりの小ささとなった。 予想は0.9%上昇。賃金上昇が鈍化し、米国のインフレが確実に下降傾向にあることが示された。 前年同期比では3.9%上昇。伸びは21年第3・四半期以来最小となった。 労働コストの大部分を占める賃金・給与は前期比0.8%上昇。伸びは前四半期の0.9%から鈍化した。前年同期比では3.9%上昇。前四半期の4.2%から減速した。 インフレ調整後では1.4%上昇し、第2・四半期の1.2%から加速。これにより消費支出が後押しされ、経済成長の支えになった。 民間部門の賃金・給与は0.8%上昇。前年同期比では3.8%上昇した。 州・地方政府の賃金上昇率は1.0%上昇。前年同期比では4.6%上昇。 諸手当は0.8%上昇。前年同期比では3.7%上昇。第2・四半期は前期比1.0%上昇、前年同期比3.8%上昇していた。