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賛否ある阪神「矢野ガッツ」はスポーツ心理学に基づく正しい勝利手段だった?!

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THE PAGE

阪神の矢野監督の評判が急上昇している。交流戦の序盤戦は3勝3敗で大健闘。大腸がんを克服して復帰した原口の感動的な代打サヨナラで幕を閉じた9日の日ハム戦では、試合後の会見で「めちゃくちゃ感動した」と言って泣いた。 「オレが楽しまないと選手も楽しめない。やりまくるで」と選手がヒットや好プレーを演じる度に右手を突き出す派手なガッツポーズでチームを鼓舞。それに選手が応える儀式を球団は「矢野ガッツ」と命名した。采配の甘さで勝ちゲームを落としたケースも少なくないが、今までの阪神の指揮官にはなかった明るいキャラで昨季最下位に沈んだチームの雰囲気は一変。貯金「5」を支える原動力となっている。 「矢野ガッツ」のきっかけは、この3月に侍ジャパンの強化試合に参加していた清水ヘッドがメキシコチームの明るさを見てチームに持ちこんだもの。だが、この「矢野ガッツ」を「プロ野球選手になりたい人のメンタルトレーニングワークブック(ベースボールマガジン社))」などメンタルトレーニングに関する数々の著書があるスポーツ心理学の権威、東海大体育学部の高妻容一教授は、「私たちもガッツポーズを推奨しています。矢野監督の行っているガッツポーズはイメージトレーニングのひとつとして競技力を向上させることにつながっているのです」と証言した。  実は「矢野ガッツ」はスポーツ心理学の見地からも集団スポーツのパフォーマンスを向上させる効果のある根拠ある行動だったのだ。 「ガッツポーズが出るときは、いいパフォーマンスをしたときです。スポーツ選手は、頭の中に成功イメージをたくさん植え付けた方が、パフォーマンスの質が上がり、本来、持っている実力を試合で発揮する可能性が高まります。それを記憶に残そうとするのが、イメージトレーニングです。ガッツポーズをすると、その瞬間に、過去のいいイメージを思い出そうとする作用が始まります。喜びを表に出すことは成功イメージをたくさん脳にインプットするためのひとつのきっかけになるんです」  高妻教授は、ガッツポーズの効果について、行った場合、行わなかった場合の影響についての学術的な調査実験をテニスなどの競技で実施。ガッツポーズを行った場合に勝利確率がアップするというデータを得ているという。 「チームスポーツはベンチワークが重要とされています。ベンチで試合に出られない人も一緒にガッツポーズをすることでチームの輪、一体感が生まれます。ガッツポーズで気持ちが盛り上がり次のプレーにもつながります」

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