高速道路も走行可能 いま人気の150ccクラス・スクーター対決! ホンダ「PCX160」とヤマハ「NMAX155」との違いは?
お互いがスペック競争をしているという事実
ホンダPCX160とヤマハNMAX155とでは、PCX160のほうが全体的に性能が高いのがわかります。 しかし、NMAX155が登場した当時は、3代目のPCX150が現役の頃でした。
当時のPCXのエンジンは149ccで、最高出力11kW(15PS)/8500rpm・最大トルク14Nm(1.4kgm)6500rpmと、NMAXと同等でした。 PCX150を意識してNMAX155が作られ、PCX160でライバルを引き離したということが読み取れます。 なおどちらも水冷エンジンを採用しているので、必然的に高回転となる高速道路走行でもオーバーヒートの心配が少なくて済みます。 ちなみに両車ともフットボードはフラットではなく中央が盛り上がり、半分跨るような乗り方となります。 この理由はフレームの造形で、通常のスクーターよりも剛性が高い設計がなされています。高剛性ということは、ハンドリング・高速走行性能が高いといえます。 HONDA PCX160 エンジン形式:水冷単気筒SOHC4バルブ 排気量:156cc 最高出力:12kW(15.8PS)/8500rpm 最大トルク:15Nm(1.5kgm)/6500rpm トランスミッション:CVT(無段変速機) YAMAHA NMAX155 エンジン形式:水冷単気筒SOHC4バルブ 排気量:155cc 最高出力:11kW(15PS)/8000rpm 最大トルク:14Nm(1.4kgm)/6500rpm トランスミッション:CVT(無段変速機) ※ ※ ※ 両車の価格設定は約1万円ほどの違いなので同価格といって良いでしょう。 装備面でもデジタル液晶メーターの採用やキーレスエントリーの採用など共通項も多数あります。 外部電源供給機能も両車備わっていますが、NMAXはDCソケットなのに対して、PCXはUSB Type-Cが採用されています。 さらに両車共通の特徴がシート下ラゲッジの容量です。NMAXは23L、PCXは30Lもの容量を確保しています。 PCXのラゲッジは同クラス最大級で、ヘルメットはもちろんグローブ、雨具などの収納も余裕で対応できます。 後部にトップケースを取り付ければ、積載容量はその分拡大できます。もはや宿泊ツーリングにも対応できる容量を備えています。 外からは見えない非常に大きな特徴のひとつです。両車で迷っていたら、選択ポイントとしても良いでしょう。 HONDA PCX160 車両本体価格:税込41万2500円 YAMAHA NMAX155 車両本体価格:税込42万3500円
Peacock Blue K.K.