最近少なくなった「和室」は意外と重宝するスペース⁈快適なリビング空間のつくり方とは
インテリアコーディネーターや宅地建物取引士をはじめとする、住生活にまつわる資格を多数取得し、子育てや女性のライフスタイルに寄り添う住宅提案をしている、子育て住空間コンサルタントの今西千登瀬です。 「リビングは広く!収納は多く!」と思い込んで譲らない…建築家が見た家づくりに失敗する人の特徴 人を育てることって、よろこびが多い分大変なことも多いですよね。家庭を切り盛りすることは、お仕事とは違って24時間365日休みなしです。そんな子育て世帯が、少しでも家事を軽減して、心穏やかにライフスタイルを過ごせたらと思います。 これから注文住宅を計画される方に、私自身の経験も踏まえながら「快適なリビング空間のつくり方」についてご紹介します。
1. お料理をしながらリビングを見渡せる「対面キッチン」
生活の中心となるリビングは、家族が集まる場所でもあり、家事の中心の部屋でもあります。子どもが小さな頃は、キッチンから子どもの様子が見える対面がおすすめです。 また、子どもが大きくなってくると、お手伝いしやすい対面キッチンは、食器をスムーズに片付けられたり、配膳もしやすいので、お手伝いの機会も増えます。母親が料理をしているところを身近に見ることができるので、 お料理をやってみたいと好奇心をくすぐるようです。
2. 最近少なくなった「和室」は、子育てに重宝するスペース
リビング横のキッチンから見える場所に畳スペースがあると、お昼寝スペースにもなりますね。また、畳はクッション性があるので、よちよち歩きの赤ちゃんにとっては遊び場にも。子どもが成長し、大勢の友達が来ても、畳の部屋なら椅子の数に関係なく座れるので、来客対応用にもなります。
3. 壁付け収納があると、おもちゃをしまえて便利
家族が集まるリビングは、モノも集まりがち。小さな子どもはリビングで遊ぶことが多いので、おもちゃの定位置をリビングにつくると◎。 ごちゃごちゃしないリビングにするためにも収納は重要。あれこれ家具を配置するよりも、部屋がすっきりして、万が一の地震にも家具の転倒の危険性が少ない壁付け収納がおすすめ。 我が家は、リクシルのヴィータスという収納で、テレビスペースとリビングの収納そして学習スペースを、確保しています。 リビングの収納は、どこに何をしまうかも大切になってきます。収納方法については、また別の記事で我が家を実例に詳しく紹介したいと思います。