今年の高浜ワイン、爽やかな酸味 天草市で試飲会
天草市天草町の高浜地区で栽培される「高浜ぶどう」で作ったワインの試飲会が19日夜、同市本渡町のホテルであり、参加者が爽やかな味と香りを楽しんだ。 地区では明治時代に中国からブドウが伝わったとされ、現在は高浜地区振興会の高浜ブドウ会が、14カ所で約100本を栽培している。 今年は1410キロを収穫し、うち1260キロをワイン用に加工。熊本ワインファーム(熊本市)が醸造し、720ミリリットル入りの白ワイン1138本が出来上がった。 試飲会では、ホテル副支配人でソムリエの近藤和泰さん(51)が「爽やかな酸味と優しいフレッシュな香りで、天草の食材と合わせて楽しんでほしい」と感想を披露。参加者は談笑しながら新酒を味わった。 大半は予約済みで、一般販売(3500円、95本)は24日に地元酒店で。詳細は高浜ブドウ会ホームページ。(福井一基)