移籍先決まらぬJ・フェリックス、残された選択肢は古巣復帰?…ベンフィカがレンタルを検討か
ベンフィカがアトレティコ・マドリード所属のポルトガル代表FWジョアン・フェリックスに引き続き関心を寄せているようだ。8日、スペイン紙『アス』やポルトガル紙『レコルド』が伝えている。 現在24歳のJ・フェリックスは母国の名門ベンフィカで頭角を表し、2019年夏にクラブ史上最高額の推定1億2000万ユーロ(現在のレートで約193億円)でアトレティコ・マドリードへ加入した。しかし、期待を上回る活躍を見せることができず、昨年冬にチェルシー、昨年夏にバルセロナへレンタルで放出。迎えた2023-24シーズンは公式戦通算44試合に出場し10ゴール6アシストをマークしたものの、終盤にかけて徐々に出番を減らしていった。 レンタル期間の満了に伴いバルセロナを退団したJ・フェリックスだが、その去就は依然として不透明。アトレティコ・マドリードは同選手をスカッドに留めておくつもりはなく、今夏に完全移籍で売却することを望んでいるとのこと。選手本人も確執が噂されているディエゴ・シメオネ監督の下でのプレーは望んでおらず、退団を希望しているようだ。 しかし、アトレティコ・マドリードが要求する6000万ユーロ(約96億円)以上という条件を提示するクラブは現れず、気が付けば2024-25シーズンの開幕が目前に。こうした現状から、『アス』は「古巣ベンフィカへの復帰がJ・フェリックスに残された最後の退団オプション」であると指摘している。 ベンフィカは同選手の獲得に興味を示しているものの、マヌエル・ルイ・コスタ会長が「彼を連れ戻したいと思っているが、アトレティコの望む金額を支払うことは不可能だ」と言及した通り、レンタル契約のみを検討してるという。アトレティコ・マドリードはこれ以上のレンタル放出を望んでいないが、この先も売却の目処が立たなければ、ベンフィカ側の要求に応じざるを得ない可能性も出てくるかもしれない。 なお、J・フェリックスに具体的な関心を寄せているのは、現時点でベンフィカとアストン・ヴィラだけだという。
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