昨季までモナコでプレーした元仏代表FWベン・イェデル、性的暴行の裁判前の勾留回避
飲酒による性的暴行の裁判を前に元フランス代表FWウィサム・ベン・イェデル(34)が、公判前の勾留を回避した。フランス『レキップ』が報じている。 ベン・イェデルとその弟は、昨年7月10日夜にモナコ近郊ボーソレイユで19歳と20歳の女性2人に対して、強姦、強姦未遂、性的暴行の行為を働いた疑いがかけられた。そして、女性2人はカーニュ・シュル・メールの地元警察署に被害届を提出し、両者は起訴されていた。 10月15日に行われる裁判を前にニースの検察当局は、裁判が行われるまでの期間に同選手の勾留を要求していたが、控訴裁判所は18日に検察の要求を却下した。 ただ、今回の釈放はあくまで条件付きで、ベン・イェデルは午後8時から午前6時まで自宅を離れることができず、バーやナイトクラブに行くこともできず、週2回のチェックインと共にアルコール依存症の治療を受けるよう命じられている。 なお、ベン・イェデルの弁護士は同選手に対して、アルコール依存症に対処するための入院を勧めていたが、同選手は外来治療を受け、継続的な心理療法を続けることを決断したという。 トゥールーズでの台頭後、セビージャでのプレーを経て2019年にモナコへ加入したベン・イェデル。以降は公式戦201試合に出場し、デリオ・オニスに次ぐクラブ歴代2位の118ゴールを記録。加入2年目からはキャプテンも務めていた。 昨シーズンは公式戦34試合で20ゴールを挙げる活躍をみせ、チームの2位フィニッシュに大きく貢献を見せたが、昨シーズン限りでクラブを退団していた。
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