アパートの1階に住む彼女は防犯上、窓を開けず「24時間」換気扇をつけっぱなしにしています。電気代が1ヶ月どのくらいかかっているかが気になります。
アパートやマンションの1階に住んでいると、安全面からなるべく窓を開けたくないと考える方もいるでしょう。部屋の換気のために換気扇を24時間稼働させている場合、電気代はどの程度かかるのでしょうか。 今回は、24時間換気扇をつけっぱなしにしているとかかる電気代について解説します。また、効率のよい部屋の換気方法についても紹介します。ぜひ参考にしてください。 ▼アパートの1階と2階で「家賃」はどれだけ変わる? 1階暮らしのメリット・デメリットも紹介
1ヶ月あたりの換気扇の電気代はいくら?
換気扇の電気代は、設置場所・選ぶ機種などによって変わります。電気代が安い機種を選びたくても、設置場所が適さない場合もあるため注意が必要です。 ●トイレ ●お風呂場 ●キッチン ●居室(リビング、寝室など) ここでは、あるメーカーのカタログを参考に、上記4つの場所で使用する換気扇の電気代の目安についてそれぞれ紹介していきます。 換気扇にかかる電気代は、以下の式で計算します。 消費電力(キロワット)×使う時間(時間)×電気料金単価(円/キロワットアワー) 電気料金単価については、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が算出している目安単価(31円/キロワットアワー)を使用します。 ■トイレの換気扇の電気代 トイレで使用する換気扇の特徴は、小型かつ消費電力が少ないものが多く、平均で3ワット程度です。型や運転モードごとの消費電力、電気代について表1にまとめました。 表1
※筆者作成 運転モードを弱に設定していれば、毎日つけっぱなしでも1ヶ月の電気代は100円以内ですみます。 ■お風呂場の換気扇の電気代 お風呂場は湿気が多いため、換気能力の高いタイプが求められ、消費電力も大きくなりがちです。消費電力は平均24ワット程度、1ヶ月24時間換気扇をつけていると電気代の目安は400円台~600円台です。型や運転モードごとの消費電力、電気代について表2にまとめました。 表2
※筆者作成 換気扇の種類によっては24時間換気モードを選べるものもあり、消費電力・電気代を節約できるでしょう。 ■キッチンの換気扇の電気代 キッチンもお風呂ほどではありませんが、高い換気能力が求められます。キッチンの換気扇の消費電力の平均は約13ワット、1ヶ月強モードで連続稼働した場合の電気代は700円弱です。型や運転モードごとの消費電力、電気代について表3にまとめました。 表3