鈴木誠也の2戦3発デビューと新人開幕4試合のメジャー記録更新に全米メディアも衝撃…「歴史を作る」「パワーと選球眼は本物」
鈴木誠也が2打席連続本塁打で全米に衝撃を与えた。カブスの鈴木誠也(27)は12日(日本時間13日)敵地のピッツバーグで行われたパイレーツ戦に「5番・右翼」でフル出場し、5回に左腕ホセ・キンタナの146キロのツーシーム右中間に運ぶ先生2号ソロを放つと、続く7回にも2番手のアンソニー・バンダの149キロの内角球を左翼へ引っ張って3号ソロ。カブスは鈴木の2試合連続となる2打席連続本塁打で2-1のスコアで勝利した。その波紋全米に広がり、米メディアは鈴木の活躍を一斉に報じた。
新人の開幕4試合での8打点以上、4四球以上はメジャー初
MLB公式サイトは「鈴木のパワー(2本塁打!)がカブスを“W(勝利)”へ駆り立てる」との見出しを取り、「今始まったからには、いつか終わるのだろうか?シカゴで最も新しいスター選手、鈴木が、日曜日にリグレーフィールドのブルワーズ戦でMLB初本塁打を放ち、彼の長打は遠征となった火曜日も続き、パイレーツに2-1勝利したPNCパークで2本塁打を打った」と鈴木の活躍を伝えた。 記事は「鈴木は、この2本塁打で歴史を作った」と絶賛し、打点が公式スタッツとなった1920年以降で、メジャー史上初めてキャリア最初の4試合で8打点以上、4四球以上を記録したことと、MLBでのキャリア最初の4試合で3本塁打を放った日本出身の選手として、2021年アメリカン・リーグMVPのエンゼルス大谷翔平に続いたことを紹介した。 そして「カブスは、オフに5年契約を結んだ鈴木に、このパワーに満ちた熱い時間を続けてもらい、混戦で予想が難しいナ・リーグ中地区の優勝争いのチャンスをチームにもたらしてもらうことを願っている」と続けた。 また「もしかすると鈴木のMLB序盤のプレーで(相手にとって)最も危険な特徴は、勝負強い打撃と打席での見極めの良さの組み合わせになるかもしれない。例えば、この試合で2本目の本塁打をかっ飛ばす前にバンダの速球を空振りし、その後の第4打席で空振り三振を喫したが、ここまでメジャー16打席を通して空振りはわずか2度しかなかった」と、その選球眼の良さに注目。 「スプリングトレーニングでは、鈴木の打撃は、今のような当たりが出ていなかった。彼は4試合目で初安打を放つまで6打席で4三振だった。だが、今彼は日本で最高の選手の1人だった実力を披露している」とし、アンディ・グリーン監督代行の以下のコメントを紹介した。