金融庁トップに直撃! 新NISA どう向き合うべきか【WBS】
新NISAに試練?重視すべきポイントは
「この1週間で新NISAを取り巻くマーケットの景色はガラリと変わってしまったわけですが、井藤長官は新NISAについて、まずはとにかくわかりやすい制度を作ったということでした。そして現在1800万円の非課税保有限度額の拡大は、まだ始まったばかりなのですぐに変えることはないけれども、今後使いやすい制度にするために柔軟に見直していくことは否定はしませんでした。飯田さん、新NISAで投資を始めたばかりという人は我慢の展開が今週は続いています」(相内キャスター) 「特に今年からマーケットに入られた方には初の本格暴落ですから、あわてるのは当然なんですけれども、その一方で長期で見るとやはり株式投資は預貯金や国債に比べてかなり高い利回りを過去30年についても残してきました。株価を見るとついキャピタルゲインばかり気になってしまいますが、長期の運用の場合はむしろインカムゲインが重要です」(明治大学の飯田泰之教授) 「キャピタルゲインは株式や債券などの売買で得られる利益、インカムゲインは株式においては配当金であったり、株主優待にあたります」(相内キャスター) 「長期的に保有しているときには株価が上がった下がったで儲かるというよりは、その企業の業績であったり日本国経済そのものの状況に応じてしっかり企業利益から配当を得るインカムゲインの収益の方が相対的に大きくなります。もともとNISAはこの長期投資を促進する仕組みだというのも忘れちゃいけない」(飯田教授) ※ワールドビジネスサテライト