ボクシング岩田翔吉、統一戦に消極的なIBF王者・矢吹正道にあらためて呼びかけ チャンピオンになった10月の試合をWOWOWで解説
ボクシングWBOライトフライ級王者の岩田翔吉(28)=帝拳=が19日、東京都江東区のWOWOW放送センターで行われた番組収録で世界王座を獲得した10月13日の同級王座決定戦をゲスト解説した。30日にWOWOWライブなどで放送されるもの。3回に2度倒してTKO勝ちした同級2位ハイロ・ノリエガ(31)=スペイン=戦について「このボディーは感触がありました」など、パンチ1つ1つまで詳細に振り返った。 ◆にらみ合うジョナサン・ゴンサレスと岩田翔吉【写真】 試合後にリング上からIBF同級王者の矢吹正道(LUSH緑)に統一戦を呼びかけた場面も確認。「日本人で現役でそういう(同階級の)世界王者がいるだけでも幸せ。たぶんファンも見たいんじゃないかと思う。因縁もあって勝つ自信もあるので、IBFのベルトもいただきたいと思っています」と、岩田は収録後に改めてアピールした。 岩田のいう因縁とは、矢吹の日本王者時代の2021年にSNSで岩田に「対戦を断られた」という話があったこと。ただ、今回の発言を受けた矢吹は「今やってもお互い(世界王者として)価値がない。日本タイトルみたいになる。やりたいと言ってくれるのはうれしいんですけど、申し訳ないが興味がない」と、消極的だった。 ただ、この日の岩田は「言っている意味はすごく分かるんですが、じゃあ(価値が上がるまで)長くライトフライ級でいられるんですか? と。いられないなら、早くやった方がファンは喜ぶんじゃないかと、自分は思います」と返答。減量が厳しく早期のフライ級転向を視野に入れる矢吹に改めて対戦を呼びかけた。
中日スポーツ