【Z世代のお金事情】ATMの手数料を「気にする」大学生は8割、Z世代社会人の貯蓄事情についても紹介
【Z世代の社会人】リアルなお金事情とは
次は、保険パーソナル診断「リアほ」を開発・運営する株式会社WDCが全国の20歳~28歳の男女を対象に行った、貯蓄に関するアンケート結果をもとに、Z世代のリアルなお金事情について見ていきましょう。 調査概要は以下の通りです。 ・公表日:2024年7月5日 ・対象者:全国・20歳~28歳・会社勤務(一般社員)・男女 ・サンプル数:240人 ・調査期間:2024年6月26日 ・調査方法:Webアンケート ・調査機関:クロス・マーケティング QiQUMOを利用した自社調査 ●【Z世代の社会人】収入からどれくらいを貯蓄に回しているか ・貯蓄していない:18.33% ・10%未満:25.00% ・10~20%未満:21.25% ・20~30%未満:13.75% ・30~50%未満:11.67% ・50%以上:10.00% Z世代の社会人は収入のうち、どの程度の割合で貯蓄をしているのでしょうか。 最も多かった回答が「10%未満」で25%、2番目が「10~20%未満」で21.25%でした。 「貯蓄していない」が18.33%であることから、4割未満の人のみが収入のうち、20%以上を貯蓄に回しているということになりますね。 ●【Z世代の社会人】何のために貯蓄をしている? 貯蓄をしている目的についても見ていきましょう。 貯蓄の目的として最も多かったのが43.33%で「将来の大きな買い物のため」でした。家や車のような大きな買い物に向けて若いうちから資金を貯めているという人が約4割いるということになります。 2番目に多かったのが40.00%で「緊急時のため」、3番目が26.25%で「旅行や趣味のため」でした。 若年層の場合、将来の貯蓄よりも消費に使うというイメージがあったので、「旅行や趣味のため」という回答が20%台にとどまっていたのは筆者にとっては意外な結果でした。 ●【Z世代の社会人】貯蓄はどのような方法で行っている? さいごに、働くZ世代の貯蓄の方法についても見てみましょう。 貯蓄の方法について、最も多かったのが「銀行の普通預金」で59.58%、約6割となりました。 2位は「投資信託」27.92%。新NISAなどの税制優遇制度の充実なども背景の一つにあるのか、金利の低い定期預金よりもリターンを求めた運用方法に意識を向けている人が一定割合いることが見受けられます。