S・ノリスが逆転Vで史上13人目となる日本タイトル3冠達成! 賞金王も逆転で金谷拓実が初戴冠
外部の情報をシャットアウトしてきた金谷拓実
優勝争いが展開される一方で、激しい賞金王争いも繰り広げられた。前週まで賞金ランキング1位の座にいたのが平田憲聖だったが、今大会で金谷拓実が単独4位以上なら逆転となる。昨年も賞金王争いに参加しながら、最終的に3位に終わった金谷にしてみれば、今年こそ賞金王のタイトルを獲得したいところだ。 「とにかく余計なことは考えず、目の前の1打に集中することだけ考えました」という金谷。 大会期間中はもちろん、夏以降は自分に関する情報は完全にシャットアウトしていたほど、今大会に集中していた。その甲斐あって、最終日は1イーグル、4バーディー、3ボギーと出入りの激しいゴルフながら、67をマークし、通算9アンダーの単独3位でフィニッシュ。見事、平田を抜き去り、賞金王のタイトルを獲得した。ちなみに、広島県出身の賞金王は史上初になる。 「今日の18ホールは今まで一番長く感じましたが、たくさんの方が応援してくださったのが励みになりました」。この日の夜中に米国行きの飛行機に飛び乗り、米ツアーのQスクールセカンドクオリファイに出場する金谷。もうしばらく戦いは続くことになる。
山西英希