<海に眠るダイヤモンド>脚本・野木亜紀子×土屋太鳳×池田エライザ特別対談 お気に入りのシーン、脱稿への思いとは?
神木隆之介さん主演のTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(日曜午後9時)。最終回は、12月22日に2時間SP(56分拡大)で放送される。TBS公式YouTubeチャンネルでは、脚本家の野木亜紀子さん、鉄平と現代のホスト・玲央(二役)を演じる神木さん、百合子役の土屋太鳳さん、リナ役の池田エライザさんによるスペシャル対談が公開。ここでは、野木さん、土屋さん、池田さんのトークを抜粋して紹介する。 【写真特集】野木亜紀子が絶賛 “百合子”土屋太鳳の独特な動きとは “リナ”池田エライザの名シーンも
ドラマは、明治の初めから戦後の高度成長期にかけ、石炭採掘で発展した長崎県の端島(軍艦島)と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、家族の物語。脚本・野木亜紀子さん、監督・塚原あゆ子さん、プロデューサー・新井順子さんのドラマ「アンナチュラル」「MIU404」(同系)、映画「ラストマイル」チームが手がけている。
◇キャスト&脚本家が語る制作の余韻
土屋:撮影中、私たちは役を生きているので、クランクアップが近づいてくるにつれて寂しい気持ちが芽生えてきています。野木さんはゼロから手掛けてきた脚本が手から離れる時、寂しさを感じますか?
野木:それはすごくありますね。最終回を書いていると、「もうこの人たちは書けないんだ」……みたいな。
土屋:ここまで書くのにたくさん取材や調べものをされると思うのですが、これだけ時間を掛けたんだから3カ月で終わらずにずっと続いてほしいと思いませんか?(笑)
野木:でも、これ以上書くのも疲れちゃいますからね(笑)。脱稿しても、みんながキラキラ演じてくれるからうれしい限りです。第4話のお供え物をみんなで分け合うシーンは特に眩(まぶ)しかった! 進兄(進平:斎藤工さん)に瓜を渡されたときのリナがめちゃくちゃかわいくて。あのシーンは演じていてどうでしたか?
池田:とても幸せな時間でした……! あのシーンは進兄もかわいかったんですよ。想像以上にはにかんでて、リナも、おやおや?って(笑)。リナが端島に馴染(なじ)んできたころでもあり、演じていて楽しかったです。